「火除けの神様・不動様の由来」(お不動様世話人記事より)

新田地区のお不動様は元文元年(DC1736年、8代将軍吉宗の時代)建立の記録があります。以来266年余、人々はもろもろの災難を恐れ、平穏で幸せな生活を願って近くのお不動様を信仰してきました。長い歴史のなかには、大火災の最中にあっても堂屋は残ったと言われています。

火災からのがれた不動明王

明治22年12月、今の下宿付近から火災が発生する。ときに西風と北西の強風にあおられ飛び火した火は、新田地区に燃え広がり一面火の海と化した。新田地区が次々と燃えうつるときに、不思議な現象がおきた。お不動様に近づいた火は急激に衰え、わらぶきのお不動様とその付近にあった二軒は大火からのがれたという。世の人はこの現状を見てこれはお不動様の力であり、火の神様として信仰してきたおかげではないかと、新田地区を見守ってくれたお不動様に感謝しなければならない。そして大火後、世の人は信仰が益々厚くなり、1月28日と10月28日、年2回お祭りの日とし、特に1月28日は、縁日の祭典の行事が行われ、朝早くから詣でる人がたえない。

お不動様の移転

現在事業中の前橋北部第三土地区画整理事業に伴い移転と同時に、現在地に不動様新築と集会所も新築しました。

にぎあう縁日 1月28日

世話人の人々は朝早くから準備をします。一般の参拝者は午前9時ごろより午後3時ごろまでにおいでください。当日は、荒牧小学校3年生たちも社会科の勉強として毎年見えております。おでん、トコロテン、綿菓子や福引も用意されております。