2018年度第2回「いきいきサロン」が開催されました。西保健推進員の司会のもと、冨澤自治会長の挨拶で始まりました。今日の講師は上記の補聴器メーカーや福祉用具販売店の皆さんでした。
配付の資料「聞こえ勉強会」で説明され、聞こえる生活・聞こえの仕組み、言葉の聴き間違い、難聴と認知症の関係、補聴器の種類等を話されました。持参の機器で低音から高音の音を出して、皆さんに聞こえるかどうか、高くなる程聞こえなくなり、聴力は40歳前後から徐々に聞こえづらくなるそうです。希望者には、専用の機器で聴力測定を行いました。
日本語の母音は低くて大きな音ですが、子音は高くて小さな音ですので、加齢に伴って子音が聞き取りにくくなるようです。子音が聞き取れないと、「さ」を「あ」と聞こえ「さとう」を「あとう」と聞こえてしまい内容が分からなくなるようです。筋肉は、長く入院などで使わないと弱って立てなくなります、耳も同じで、聞かないでいると弱ってしまう。ただ、耳の場合は言葉が理解できなくなります。子音などが聞き取れない状態が長く続くと、言葉の理解度も徐々に低下してしまうそうです。
補聴器は音を大きくするだけで、聞こえは上がりますが、言葉の理解度はあがりません。よって補聴器は早く装着することを勧めており、軽度の認知症も補聴器で予防でき、知的機能は複雑に聴覚と相互関連しているとのことでした。
続いて、役員さんが用意した別席で、お茶を囲んで皆で楽しく懇談し、疑問や心配ことの相談等をしていました。同時に、雑音を避けて、別室(和室)で聴力測定を希望者に続けており、途中で今日のいきいきサロンは終了しました。