平成21年度高齢者教室開講式及び第一回高齢者教室


日時:平成21年5月18日(月) 9時30分〜11時30分
場所:荒牧町公民館
主催:荒牧町長寿会


平成21年度高齢者教室開講式及び第一回高齢者教室が開催されました。
開講式では長寿会を代表して大塚代表長寿会長が挨拶し、続いて来賓の関口自治会長のお祝いの挨拶がありました。

第1回高齢者教室

交通講座@「交通事故を起こさない、遭わないために」
講  師  前橋市安全安心課
             岡本 英仁先生
             吉田  唯先生
       群馬県交通安全協会連合会
             安藤 慎司先生
             中野  綾先生

高齢者の交通事故防止等についてのスライド等での講演と運転適正検査の体験でした。
最初にビデオで、車が時速100kmで衝突した時や急ブレーキをかけた時にシートベルトをしてない場合に、高さ39メートルのビルから落ちた程に匹敵し、悲惨な事故の様子などを学びました。
次に、スライドによる説明がありましたが、その一部を掲載しますので参考にして下さい。

 高齢者の関係する事故が激増
   ☆県内の交通死者が35人(17日現在)、内25人が高齢者です。
   ☆高齢者25人は、前年対比+10人と激増しています。
   ☆前橋市は5人(+3人)、内4人が高齢者です。

 高齢者運転の特徴
   ☆安全に走行しようとする気持ちが強い。
   ☆自分をコントロールできる理性がある。
   ☆豊富な経験がある。
   ☆高い遵法意識がある。
   等の素晴らしい特性を持っている。しかし、現実には加害者になるケースがあり、加害事故が多い。

 高齢者側の主な事故原因
   うっかり・ぼんやりといった安全運転義務違反が約5割(追突や出会い頭事故)、次いで多いのが一時不停止や信号無視です。
   これらを合わせると何と8割近くを占めている。

 高齢運転者の危険な運転特性
   ☆自分では左右の安全確認をしたつもりでも、十分な確認ができていない傾向があります。
   ☆交差点での一時停止線で確実に停止せず、交差点に進入してしまう傾向があります。

 高齢者の身体的・心理的特長
   ☆運動能力と意識のギャップ、危険を回避する行動が遅れる傾向があります。
   ☆視力・聴力の低下。目からの情報が80%。60歳代0.8、70歳代0.6、80歳代0.5。聴力は高い音が聞こえにくくなる。

 高齢歩行者等事故の特徴と対策
   ☆車が近づいて来るのに横断を始める傾向があります。
   ☆近くに横断歩道があるのに利用しない傾向があります。
   ☆右左折車に注意せずに交差点を横断する傾向があります。

 交通事故に遭わないために
   ☆通り慣れた近くの道でも「油断しない」。
   ☆道路をどこからでも「好き勝手に渡らない」。
   ☆安全をしっかり「確かめる」。
   ☆夜間は「明るい服装や反射材を着用する」。

これだけは守ってほしいことは、「車も自転車も歩行者も、止まって確認が大切」

続いて、吉田先生の腹話術による交通事故談義があり、皆も楽しく学び、最後に人形の「ケンちゃん」と一緒に「故郷」を歌って終りました。また、前庭では、交通安全教育車で、「運転適正監査」や「動体視力検査」を体験しました。
これからも、互いに交通事故に十分気をつけましょう。


開講式で関口自治会長お祝い挨拶

講師の先生

教室の様子

教室の様子

教室の様子

腹話術で楽しく講義する吉田先生

教室の様子

動体視力検査

交通安全教育車

運転適正検査