第1部 「還付金詐欺の手口について、その防止」
講師:前橋警察署生活安全課 吉沢 先生
第2部
健康講座 「ガンの時代を生きる」
講師:群馬大学大学院医学系研究科
准教授 医学博士 下川哲昭 先生
8月の高齢者教室が開催されました。
佐藤代表長寿会長及び別所自治会長の挨拶に続き、第1部「還付金詐欺の手口について、その防止」について等の話がありました。
今年の振り込め詐欺は、県内で23件3,500万円の被害届があり、前橋署管内だけでも6件400万円が被害にあっている。還付金詐欺被害も出ており、特に覚えていてほしいのは、ATMでお金が支払われる事は絶対にないことです。さらに、最近は別図のように「利殖商法」の勧誘などがあるので注意してほしいとのことでした。
第2部の「ガンの時代を生きる」では、スライドを使っての説明でした。
初めに、酷暑がまだ続いているので熱中症に十分注意し、水分のみでなく、塩分や糖分も一緒に摂ることが大事との説明を受けました。
ガンが怖いのは、1.細胞が増え続けること 2.血液やリンパから転移(転移については、まだわかっていない)するからで、ガンは早く見つかれば治るし、不治の病ではない。乳ガンもステージUなら88%大丈夫で、自分の体に興味を持つことが大事だそうです。
ガン死亡率では肺ガンが特に多く、肺ガンの特効薬はまだ無いそうです。喫煙者のガン死亡率(別図参照 黒字:男性、赤字:女性)は高く、煙草は5年後、10年後を考えると絶対に止めるべきで、1本吸うと1分の寿命が縮まるそうです。計算してみて下さい。
別図の「亭主を早死にさせる10か条」を説明し、これらで一番問題なのは、「血圧」だそうです。
ガンは早期発見は勿論のこと、ガンと分かった時、生きる強い気持ちと希望を持つと持たないでは紙一重で変わるとのことでした。
皆さん、身近な問題のため真剣に聞き入っていましたが、最後の質疑応答でも積極的に手を上げており、また講義を受けたいとの声も聞かれました。